目薬の活用法
現在、薬局などでは眼精疲労や眼病を予防するための目薬が数多く販売されています。
目薬の効能は配合成分によってさまざまで、眼のかすみや疲れをとるものをはじめ、炎症を予防するもの、コンタクト専用のもの、子供用のものなどその種類は多種多様に及んでいます。
また、使用感についても、とろみのあるものや、清涼感のあるもの、しみないものなどいろいろあるので、自分の好みに合った目薬を選ぶとよいでしょう。
ただ、市販の目薬はあくまで眼の疲れや眼病を予防するサポートアイテムなので、実際に視力が低下したり、眼病にかかったりした場合は、すみやかに専門医を受診することが大切です。
視力回復用の目薬
市販されている目薬は主に眼精疲労を解消する目的のものがほとんどですが、眼科などの専門医を受診すると、視力回復を促す目薬として『ミドリンM』が処方される場合があります。
ミドリンMは調整麻痺剤の一種で、毛様体など眼のピントを調整する神経を麻痺させることで眼をリラックスさせることが可能となっています。
ただ、眼のピント調整機能を強制的に休ませることから、点眼後は一時的に眼のピントが合わせづらくなります。
そのため、点眼は眼を使う日中ではなく、就寝前に使用するのが一般的です。
正しい目薬のさし方
目薬は手軽に使えるアイケア用品ですが、正しく使用しないと思ったように効果を得られない場合があります。
特にミドリンMのような医薬品の場合、用法・用量が決まっていますので、医師の説明をよく聞き、正しく使用するようにしましょう。
基本的なさし方としては、まず手をよく洗浄し、眼に汚れや雑菌がつかないように注意します。
その後、片方の手で下まぶたを軽く引き、もう片方の手で目薬をさします。
このとき、眼をまばたきさせてしまうと涙点から薬液が流れていってしまうので、目薬をさしたらしばらくまぶたを閉じるか、または目頭を軽く押さえるようにしましょう。
うまくさせない時は、目薬をさす方の手をもう片方の手のげんこつで支え、固定するとさしやすくなります。