眼を鍛えるトレーニング
自宅でできる視力回復法として、最も一般的なのが眼を鍛えるトレーニングです。
一般的に、眼のはたらきは水晶体・毛様体・外眼筋の3種類で構成されています。
このうち、水晶体はカメラでいうレンズに該当し、光を集めて屈折させるはたらきがあります。
毛様体は集めた光のピント調節を行う組織で、ものをはっきり見るために欠かせない部位となります。
そして外眼筋は眼球の周辺に存在する筋肉組織で、眼球を見たい方向に上下左右に動かすことができます。
私たちが物を見る時、水晶体・毛様体・外眼筋の3つは同時にそれぞれのはたらきを行っており、常にせわしなく動いていることになります。
しかし、眼の筋肉が衰えると、眼の組織のはたらきそのものが低下し、見る力も大幅に落ち込んでしまいます。
つまり、正常な視力を保つには、眼の筋肉を鍛え、眼のはたらきをサポートする必要があります。
眼の筋肉のトレーニングと言うとなかなかイメージがわきませんが、方法はとても簡単。
眼を上下左右に動かしたり、斜め上から斜め下に動かすなど、あちこちに視点を移動させるだけです。
最も簡単な方法としては、窓枠など四角いものの右上からスタートし、左上、右下、左下と八の字を描くように動かすと効果的です。
1日に数分間だけでも効果があるので、できれば毎日定期的に続けてみることをおすすめします。